2011年6月1日水曜日

Webサービスの利用規約の書き方

参考もと:http://blog.eightbit.co.jp/?p=3598 より

これを参考にしつつ、各サイトのをざっとみてつぎはぎして、完備性をチェックするとよいでしょう。


1. 会員の定義とアカウントの取り扱い

このサービスでいうところの会員とはなんぞや?という定義や、アカウントの取り扱いについて記載されています。
たとえば会員にはIDとパスワードが付与されます、というところから始まり、アカウントを取得したことにより受けられるサービスの内容などなどサービス内容の定義に近いところです。

あと、アカウントを他人へ譲渡してはいけないとか、パスワードが漏えいしないように自分でちゃんと管理してください、など会員情報管理の責任に近いものも書いてあります。
利用者の責任ということで別立てで書いてあるところもあり、項目の扱いは運営している会社によって違いますが、大体必ず書いてあります。

2. 入会の定義

入会の年齢制限やサービス提供側が会員承認した場合だけ会員になれますよ、とか、まあ、入会の定義です。
児童のWebサービス利用上での事件などもありますので、利用者の年齢制限などシビアになってきています。

入会資格については運営側でもチェックさせてもらいますよ、ということですね。

3. サービス上でやってはいけない禁止事項

禁止事項はどのサービスも結構力入れているというか沢山書いてあります。
というのも児童ポルノなどの違法なアダルト画像の掲載や、第三者への誹謗中傷を自分のサービスでやられてしまうとサービス自体の評判も悪くなりますし、場合によってはサービス運営側が裁判を起こされる場合もあるわけです。

規約に書いたからといって運営で常にチェックしていかないといけないのですが、著作権の絡んだ画像や動画を日記に掲載してしまったり、文章の無断転載などなど使っているユーザーは意識しないで違法なデータをアップしてしまったりするものです。

サービス提供側に責任が問われることもある内容なので重要ですね。

4. 料金とかポイントの定義と説明

無料であったりポイントが発生しないサービスであっても費用はかかりません、と明示しているサービスがほとんどです。
費用はどういう時に発生し、支払い遅延した場合のことなどです。

ポイントについても発生の条件や譲渡云々の話しなど、とにかく課金やポイントが絡むとユーザーにも損得がでてくるので細かく書くべきでしょう。

5. 個人情報保護について

これは別に「個人情報保護方針」としてページを作成しているサービスもあり、利用規約の中に入れているところとまちまちです。
ただ、個人情報保護については個人情報保護法に基づいて個人情報の利用目的を明示しないといけないので、どちらにしても必須な事項です。

6. 免責事項

まず、運営側が予告なくサービスを停止する場合があること、これは必ず記載されています。
予期せぬ震災や、倒産など運営していく中で、不測の事態でサービスの運営停止を余儀なくされることもあるでしょう。

そもそもホスティングなどサーバを他社で管理してもらっていれば他社がサポートしていない以上のことをサービス提供側が保証できるわけありません。
こういうこともある、ということを始めから言っておく、というのは重要です。

あと、ユーザー間のトラブルには関与しないとか、個々人の不正行為による損害賠償については運営会社は賠償を負担しませんよ、ということなど。
免責事項は、運営状況などをよく考えて検討しないといけないと思います。

7. 退会について

退会の定義と退会した後の、会員のアカウントやデータ(写真とかテキスト)はすべて破棄してしまいますよ、ということです。
俺の写真どこやった!など言われてしまうと困りますし。。

8. 管轄裁判所について

これはどこでも必ず記載されています。
何があるかわかりませんし、最後は法のもとで解決しないとおさまらない場合もありますので。

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